福岡市防災訓練
福岡市防災訓練の代替イベント開催
福岡未来創造プラットフォームでは、中止となった福岡市防災訓練※の代替イベントとして、同訓練に参加予定であったLINE FUKUOKA株式会社と協力し、「Smart City Fukuoka Meetup」を開催しました。
概要
防災×テクノロジーをテーマとして、災害時の課題に対してLINEを活用した課題解決アイディアを自由に出し合うワークショップを実施しました。主な内容は、以下の通りです。
⚫︎開催日時
2019年9月13日(金) 15:00~17:00
⚫︎会場
LINE Fukuoka株式会社 カフェスペース
⚫︎参加者
学生 4大学より20名、その他専門学校等3名
ゲストスピーカー等 11名
| 時間 | 時間 | 内容 |
| 15:00 | 防災×Techで創るSmart City | LINE Fukuoka及びSmart City Fukuoka 事業構想紹介、ゲストスピーカーによる情報提供 |
| 15:30 | 防災ワークショップ・発表会・表彰 | 災害対策の現状について分析し、どこに課題があるかディスカッションを行い、その課題を解決するサービスアイディアを企画、発表 |
開催報告
1. 成果
学生23名が6チームに分かれて災害時の課題を洗い出し、LINEを使って解決するサービスアイディアを考えました。ワークショップで出された主なアイディアは下表の通りです。
| 課題 | 解決策 |
| 地域によって「水がほしい」「食料が足りない」などニーズが異なる。 | LINEで各地域のニーズを吸い上げ、物資を効率的に配分する。 |
| 交通手段がマヒしたときに最適な手段を選べない。 | LINEで「今、最適な交通手段」と、所要時間がわかる。 |
| 近所に住んでいる方と交流が無く、災害時に情報共有が難しい。でも普段はある程度距離を置きたい。 | 「災害時限定」のLINE回覧板。災害時限定で起動し、匿名性を保ちながら近隣の人とつながれる。 |
ケガをしている人、ペットがいる人など、避難時には様々なニーズがある。 | LINEで状況を入力することで、「おすすめの避難所」を教えてくれるサービス。 |
| 避難するタイミングがわからない。 | まわりの水位がどのくらい上がっているかなど、LINEで災害状況を可視化・共有できるサービス。 |
2. 評価と課題
9月1日に実施が予定されていた福岡市市民総合防災訓練は、豪雨被害対応のためやむなく中止となりましたが、
LINE FUKUOKA株式会社と協力し、代替となる防災関連イベントを開催することができました。ゲストスピーカーの皆様からは、「個々人のニーズを拾っていくなど、人力では限界があったことも、今後はAIなどTechの力で変えていけると思う。」「未来を支える若い方々が防災について真剣に考える場に立ち会い、熱い思いを感じられたことがよかった。」といったコメントが寄せられました。今回のイベントを通じて、学生一人ひとりの防災意識向上と地域活動参加のきっかけづくりを行うことができました。
福岡市では来年度も福岡市市民総合防災訓練が予定されており、地域人材育成事業の一環として取り組む予定です。
3. 活動の様子

LINE FUKUOKA(株)からの説明

盛り上がったワークショップ

アイディア発表

防災というキーワードから出た意見やアイディアが、それぞれの「やりたいこと」になりました!
福岡市防災訓練の中止について
福岡未来創造プラットフォームでは、“防災の日”の9月1日に福岡市、消防署、自衛隊、地元医療機関関係者と地域住民が参加して実施される防災訓練にPF連携校学生によるボランティアチームを派遣する予定でしたが、防災関係諸機関が8月27日からの大雨による被災地対応にあたったため中止となりました。
福岡市民総合防災訓練 学生ボランティア募集!
福岡未来創造プラットフォームでは、「福岡を知る」ための活動の一環として、”防災の日”の9月1日に福岡市、消防署、自衛隊、地元医療関係者と地域住民が参加して実施される防災訓練に協力いただく学生ボランティアを先着順で募集します。地域活動、、災害支援活動等に興味や関心のある方は奮ってご参加下さい!


